久々の『Remake & Repair』カテゴリの投稿。
ちょこちょこお直し類の作業は今まであったのですが、そういったネタも掲載しないとですよね。
大抵写真を撮り忘れたり載せ忘れたりetc…今後はしっかり載せていきます!
では本題。
今回はCFT’s”NEP DENIM PAINTER PANTS/BAGGY”(M)のサイズ詰めのご依頼。
バギーデニムはSサイズの展開が無かったので、今回はSサイズに寄せたウエスト詰め、レングス詰めに取り掛かります。
ウエストぐるり88cmから-4cm詰めを依頼されたので、仕上がりは84cmに仕上げます。
まずはベルトループ、ウエストの取り外し。
トップボタンの位置も変わるのでこれも根こそぎ取り外します。
続いて股上も地道にステッチを外していきます。こちらはある程度の位置まで外します。
3本針巻き縫いで仕上げたバギーデニム。強度重視で縫製されているため外すのも一苦労。。。
ある程度の位置まで外し終えたらヒップの詰め作業。
ヒップもウエストに影響が出ますのでこちらも詰めて行きます。
裁断ハサミを使い両ヒップサイドをバッサリ。
ヒップの裁断はシルエットに響いてくるので、自然なヒップラインを作るにはある程度のパターン知識が必要。
カットが終えたら元の形状に戻していきます。
ヒップは3本針巻き縫い仕様なので同じピッチで3度ステッチング。
3本針巻き縫いミシンが手元にあればベストですが、あいにくそんなデカブツ工業ミシンは置けるスペースがないので本縫いにて仕上げ。
続いて長さを詰め終えたウエストの取り付け。
生地の重なり部分はべらぼうに硬く針が通りにくいので、ハンマーを使い叩いて生地を柔らかくします。
ベルトループを付け終えたら新調した月桂樹ワンスタートップボタンを打ち込み。
仕上げにネームタグを取り付け完成。
無事、ぐるり84cmに仕上がりました。
ヒップラインもなだらかで問題なく仕上がっております。
レングス詰めは端折ってしまいましたが、、まぁ、掲載するほどの内容ではないでしょう(笑)
依頼主様の元へ無事届き、大変喜んでいただけました。
世の中にお直し業者はごまんとありますが、どこもかしこも同じとは限りません。
担当する人の技術、知識、センス等が求められ、その上で仕上がりの良い物が完成します。
お気に入りの1着だからこそ直してでも着用し続けたい。
そういった思いを親身に受け止め、一点一点大切に仕上げていきたいですね。
CFT’sではリメイク、リサイズ、リペア等の依頼も受けております。
もし何かございましたら 『CONTACT』 よりお気軽にお問合せ下さい。
以上、久々の『Remake & Repair』カテゴリからの投稿となりました!