先日の修理某記録。
ということで、修理のご依頼はコチラ。
シュプリームのバックパックになります。かなり前のモデルですね。
右側のファスナー取れ。
ふむ。
ファスナーに覆い重なる比翼の付け根がほつれて取れてしまったのが原因ですな。
反対側の元々の状態を確認してみると、
ムム。。
ナイロンベルトのループが取り付けられている、、
なので、この辺りもできるだけオリジナルに寄せて、、
オペを開始します。
まずは外れたファスナーヘッドの取り付け。ちなみにこちらは両サイドから開閉できるWヘッド仕様。
向き方向を確認し取り付けるのですが、なかなかヘッドは素直に入りません。
形状、左右の調整具合、力加減等、割とコツがあるのでこの辺りを理解すると上手く挿入できます。
取り付け完了。左右のファスナーの長さ調整をミスってしまうとしっかり合わさってくれません。
続いてはループ作り。
長さを調整して近い素材でループ本体を作製。
パーツを重ねファスナーの位置等調整し細かい重なり箇所を慎重に縫っていきます…
無事完成。糸も太番手を使い数回ステッチを叩き強度を高めたのでこれでしばらく壊れる心配はありません。
さて、
作業はこれで終わり…ではありませんよ〜。
経年劣化で他にも確実にダメージを受けている箇所があるという事。
細部まで確認してみるとダメージ箇所がわんさか出てくる…
修理箇所が多いので端折りますね(笑
各箇所も補修OK。
他、危うい箇所には補強ステッチをかけ、安心して普段使いが出来るように仕上げます。
という訳でこれにて作業完了。持ち主様にも無事喜んでいただきました。
これからは環境対策として服を捨てない時代がやって来ます。
永く愛用するには定期的にメンテが必要ですからね!
Remake & Repair カテゴリーの内容がしばらく疎かになっていたので、、、
撮り溜めていた過去内容をポチポチUPしていきます!
CFT’sではこういった修理依頼もご対応いたします。
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