Remake & Repair – BAG & CHAIR –

さて、青森からの帰宅後、余韻に浸っているほど時間に余裕はありません。

事務所の留守番を託していたAB5君。ご苦労様!

関東は季節外れの暑さだったからマッパで調子良かったでしょう。

ということで余談は置いときまして、表題の作業内容へ。

まずはコチラ。

革ベルト切れ。

レザーは常にケアしていれば寿命は長いですが、

負荷のかかる箇所に応じては少しのダメージから大きく広がる傾向があります。

もちろん使用する革の厚みや種類によりきりですが、基本は耐久性が高いです。

では早速オペ開始。

まずはある程度糸を抜き、あまり元長さから短くしないようにダメージ箇所をカット。

そして反対面の仕上がり巾に合わせ仮止めしサクッとミシンで。

と、思いきや

まぁ入らんよね。そりゃそーだ。

手元に八方ミシンがあればスムーズに直せたのですが、

あいにく持ち合わせておりません。買うか。

今回は作戦変更。

手縫いですね。ハンドステッチ。これがある意味究極の策。

ステッチ穴を作りそこに針を入れミシンステッチを施していきます。

修理完了。

仕上げに汚れや負荷のかかるレザー箇所部位にはケアオイルを塗布。

またしばらく使えるでしょう!

そして今回はもう一丁。

立て続け投稿ですが飽きずにご一読お願いします。笑

派手に破けたキャンプチェアの座面修理です。

外に置き続けると紫外線で劣化します。どんな強い生地でも紫外線にはなかなか勝てませんからね。

使用する時以外は屋内保管が一番長持ちしますヨ。

ではオペ開始。

今回は全て作り直しではなく、リメイクで行います。

簡単でいいとのご依頼なので、生き残っている元の両端生地を活用。

そこに新しい帆布生地を足す流れになります。

色はアイボリーと相性の良いブラウンをチョイス。

寸法測りドッキング。帆布は固く、何十にも重なると極厚地になります。

この厚みは家庭用ミシンではおそらく無理でしょう。。。

まんま直すよりもせっかくなので仕様を考えながらイメチェンで製作。

2枚合わせで更に尻下に少し段差を持たせた切り替え仕様。

少しながら尻下の通気性が高まる仕様ですね。

いざ取り付け。

えー感じになりました。ひじ掛けの色味にも寄せた茶系なので違和感なし。

これでしばらく使えることでしょう!次直す際はさすがに作り直しかな?

これからは『捨てない時代』がやってくると言われています。

壊れたら買い替える、

ではなく

直せるものは直して使う。

そのためには始めから『良いモノ』を手にする事が最善なのかなと。

環境対策の為にも、一つのモノに対する愛着を

CFT’sではSDGsへの取り組みの一つとして、リペア&リメイク等も行っております。

何かお困りな際は 『CONTACT』 よりお問い合わせ下さい。

でわ!