SEWING PROCESS ②

さて。表題のSEWING PROCESS ですが、
①があるので②があるんだろうな、、と思っている方もおられると思いますので続編といきます。

始めに伝えておきますが、なかなか縫製は地味に見える工程が多いので同じような画像が続きます。

何もかも全ては書ききれないのでざっくり内容となりますが、、、あしからず。笑

前回は裁断まで終わらせた内容まででしたので、今回はその後の組み立て縫製となります。

まずは下ごしらえ。ネーム等の細かい付属を縫い付けていきます。

ネームの種類により取り付け方法は異なりますが、CFT’は両サイド叩きのネーム。

細かいデザインまで表現されている高密度繻子織りの国産ネームタグとなります。

まずはヨークから繋ぎ合わせていきます。

このヨーク。生地の方向が他パーツとは違いバイアス(斜め)に生地を取ります。

生地は直線に対し斜めに引っ張るとよく伸びますので、運動量の多い肩周りにこの方法が使われることが多いです。

まぁ、デザイン次第で地の目の方向が変わることもあるんで、デザインによりきりですが。

そんな訳で他部位も縫製を進めていきまして…

今回アイテムの特殊縫製箇所。見返しを閉じる飾りステッチ。
ここがまぁ〜イレギュラーな縫製方法でしたかね。

画像は襟付け付近。見るとわかる人にわかる箇所。パッと見さっぱりですよね笑

見返しを閉じれば襟を閉じれるのです。この方法でなければできないデザインでしたので、
デザインからパターンを作る際に縫製手順に頭を悩ませ、サンプル作る際に打開策を見いだしたという。。。

なんでも絵型のデザインが縫い上がるという訳ではありません。
縫製手順を頭に入れながらデザインしていかなくてはなりませんからね〜。

身頃が縫い合わさったら続いて袖付け。

今回はインターロック(チェーンステッチ+かがり)で縫い合わせていきます。

右端のモシャモシャはメスで切り落とした余分なハギレ。間違えると大事なところを切り落としてしまうので慎重に…。

各パーツが縫い合わさったら脇を繋げていきます。ここは本縫いの後にオーバーロックで端処理。

さっきからなんのこっちゃ。って画像と説明かもしれませんが、

服作りはこういった工程なのです。笑

もうちょいですよ〜

続いて袖口、裾口の閉じ。ここは飾りステッチにて縫製。

この飾りステッチ。3本針5本糸の両面飾りミシン。

一般的にはニット(Tシャツやセーター等)で使われる縫製ですが、
ステッチデザインが特徴的なので今回は布帛のシャツに使用しました。

飾りステッチも盛り上がる裏面を表使いしております。その方が見た目の刺繍感が強まりますので。

こちらのミシンは上糸の飾り糸を外せば3本針4本糸の片面飾りに変更する事も可能な優れもの。

ミシンは奥深いんです。

………。似たり寄ったりの画像で飽きてきましたね。笑
この後にスリット、ボタンホール、ボタンつけ、仕上げ等の工程が続きますが、
ここいらで終わりにしておきましょ。笑

という訳でこちらの新作開襟シャツは今週末に発売となります!

乞うご期待アレ!